雅楽に知る葦(よし)~DGプロジェクト~

ーーーイベント告知ーーー
『高槻 鵜殿の葦の歴史を知ろう』
日本最古のオーケストラといわれる『雅楽』の演奏会を開催します。

日時:2026年3月1日(日)13:00開演-16:00(12:00開場)
会場:高槻城公園芸術文化劇場南館 トリシマホール
主催:高槻東ロータリークラブ
演奏:音輪会(おとのわかい)
後援:高槻市、高槻市教育委員会

高槻東RCの今年度DGプロジェクト(地区補助金)として雅楽の演奏会を開催することになりました。

高槻市の鵜殿には淀川最大の葦の生息地『鵜殿のヨシ原』がございます。
古くから多くの歌人によまれ、小説の舞台になるなど、歴史ある名所です。
ヨシ原は水質をきれいにする働きがあるほか、めずらしい野鳥や昆虫、動植物の生息地となっており、自然に優しい貴重な空間です。
葦を使って様々なものが作られますが、特に鵜殿に生える葦は良質で雅楽器の篳篥(ひちりき)の蘆舌(ろぜつ)に適しています。
篳篥には鵜殿産の葦の篳篥が伝統的にとても古くから多く用いられ、宮内庁式部職楽部でも使われています。
ただし近年では生育環境の悪化などで十分な量を確保できず演奏者や収穫に携わる地元住民、高槻市や文化庁が一体となって保全活動が始まりました。

その伝統的な鵜殿の葦や篳篥を使用している雅楽の素晴らしさを皆様に知っていただくためにこの度、雅楽の演奏会を開催する運びとなりました。
演奏は京都、関西など幅広く活動されている雅楽団体『音輪会(おとのわかい)』に行っていただきます。

音輪会は平成8年に芝 祐靖師を音楽監督として創設された雅楽団体です。
現在は多忠輝師(おおのただあき:宮内庁式部職楽部前主席学長)を音楽監督として活動しています。
雅楽に興味を持っていただき、多くの方々への普及に務めるべく、「雅楽アラカルト」としてめずらしい曲の演奏や解説を取り入れた演奏会を行っています。

今回の演奏会も同様に演奏と雅楽アラカルトも行っていただきます。
会場は高槻城公園芸術文化劇場南館 トリシマホールで開催します。
収容人数は800人となっておりますので皆さまお気軽にお越しくださいますようお願い申し上げます。